左薬指に婚約指輪、結婚指輪を着ける意味とは?右手と左手の違いは?

気になる人が左の薬指に指輪を着けているのを目にしたら、ああ、この方にはパートナーがいるのだな、と思うのが一般的ですよね。
では、どうして婚約指輪、結婚指輪を左手の薬指に着けるようになったのでしょうか。

薬指は英語で「ring finger(リングフィンガー)」、まさしく指輪を着けるための指と呼ばれています。

装身具としての指輪の起源についてはあまりよくわかっていないようですが、その歴史は古代エジプトの時代にまでさかのぼります。
その長い歴史を経て、なぜ薬指がリングフィンガーの名前を得たのでしょうか。
また左手だけではなく、右手も含めて指輪を薬指に着けるのはどんな意味があるのでしょうか。

指輪を薬指に着ける意味

薬指に着ける指輪は「anniversary ring(アニバーサリーリング)」と呼ばれています。
「アニバーサリー」とは日本語で「記念」という意味なので、薬指に着ける指輪には何かを記念するような特別な意味が込められているようです。

その昔、古代エジプトそしてローマの時代には、心、つまり感情は私たちが知っているように脳で認識されるものではなく、心臓にあると考えられていました。
そして心臓と左手の薬指は一本の太い血管で繋がっていると考えられていましたので、心臓と直結している左手の薬指は特別な指であり、その指に着ける指輪にも特別な意味があったのです。

では、右手の薬指に着ける指輪にも何か特別な意味があるのでしょうか。
指輪を左手の薬指に着ける場合と、右手の薬指に着ける場合について、それぞれ見ていきましょう。

左手薬指

左手の薬指には愛の進展、そして絆を深めるといった意味があります。
先ほどもふれたように、左手の薬指は心が宿る心臓と直結する神聖な指。ここに指輪を着けることにより深い絆が生まれるので、ペアリングや婚約指輪、結婚指輪を着けるのにぴったりな指といえます。

また左手は「想う力」を司る手であり、さらに「信頼と服従」の意味があります。
心臓に近いということでより心や精神にまつわる意味合いが強くなるので、結婚している、していないに関わらず、お互いの絆を深めたいときには左手の薬指に指輪を着けると良いでしょう。

さらに、左手の薬指は恋人のいる人には永遠の愛を約束し、片思いの人には相手に想いが伝わるように手助けをしてくれます。
その力は、寝ている時に着けるだけでも効果があるそうですよ。

・愛を深めたい
・絆を深めたい
・永遠の愛を誓う

こんな時には、左手の薬指に指輪を着けましょう。

右手薬指

右手の薬指には心を安定させる、精神を穏やかにするといった意味があり、この指に指輪を着けると、不安や恐怖から解放され、心の安定や落ち着きをもたらしてくれるとされています。

この指に着けた指輪はあなたのお守り的存在になるので、誕生石や守護石が付いた指輪を選んでも良いかもしれません。

左手と同じように、右手の薬指にも恋愛に関する意味があるそうですので、恋愛成就にも効果があります。
右手は「現実の力」を司っているといわれていますので、今叶えたい恋があるときにはここに指輪を着けると良いでしょう。

また、右手の薬指にはインスピレーションを高める力もあります。
心を穏やかに保つことにより直感力、想像力が高まり、本来のあなたらしいものが生み出せるようになります。

・こころを穏やかに保ちたい
・恋愛を成就させたい
・インスピレーションを高めたい

こんな時には、右手の薬指に指輪を着けましょう。

婚約指輪と結婚指輪

右手、左手それぞれの意味がわかったところで、やはり一番気になるのが婚約指輪と結婚指輪。
ここでは、いつ頃から左の薬指に着けられるようになったのか、正しい着け方があるのか、詳しくみていくことにしましょう。

婚約指輪

婚約指輪とは、結婚の約束をする時に、男性から女性に贈られる指輪です。

心と左手の薬指が直結していると考えられていた古代ローマの時代では、婚約指輪は飾りのない鉄の輪で、今のようなロマンチックなものというよりは、契約を守るといった意味合いが強かったようです。

富裕層が婚約指輪にダイヤモンドを使用するようになったのは15世紀頃といわれていますが、今のようなキラキラ輝く美しいダイヤモンドの指輪の登場は、カッティングの技術が確立された19世紀末になります。

日本でも以前は真珠や誕生石を使った婚約指輪が主流でしたが、戦後、ダイヤモンドの輸入制限がなくなり、高度成長期を迎え暮らしが豊かになると、ダイヤモンドの婚約指輪が人気になります。
「硬い」=「絆」、「無色透明」=「純真無垢」といったキャッチコピーも人気に拍車をかけました。

また、婚約指輪を左手の薬指に着けるのは、心に直結した指といった理由の他にも、左手の薬指は一番力が入りづらいことから、大切な指輪を着けるには適しているといった理由もあります。
でも、これは左利きの人にはデメリット。
この場合は右手の薬指に着けても問題はなく、結婚の時まで左手の薬指は空けておきたいので右手に着けたい、という方もいるようです。

結婚指輪

結婚指輪とは、婚姻の印として男女がお互いに着ける指輪です。

結婚指輪も婚約指輪と同じ頃に始まったといわれていますが、婚姻の印として正式に認められるようになったのは9世紀のローマ教皇ニコラウス1世の時代です。
そして、現代のような指輪の交換が登場するのは11世紀頃という記録が残っており、その後ヨーロッパ全土に広がっていった結婚指輪は、1614年のローマ典礼儀式書により「結婚指輪は今後、左手にはめるべし」と定められました。

そうはいってもそれは近世ヨーロッパの話、今ではライフスタイルにわせて他の指に着ける方もいます。
でも、どうしても左手の薬指に着けなければいけないシーンがあります。
それは、結婚式での指輪交換のセレモニー。男女が誠実と貞節の証を交換する大切な儀式ですので、このときには左手に着けている婚約指輪は右手に移しておきましょう。
その後は、結婚指輪の上に婚約指輪を重ねるのが正しい着け方。永遠の愛の証として封じられるといった意味があるそうです。

 

 

最後に、国や文化によって、結婚指輪を着ける指が違う場合もありますので、ご参考までに。

左手の薬指に着ける国
アメリカ、イタリア、トルコ、ギリシャ、そして日本。
日本は、戦後アメリカの文化、風習が定着したためです。

右手の薬指に着ける国
ドイツ、イギリス、オーストリア、北欧の国々。
キリスト教では右手の薬指が正義の象徴とされているからで、国による違いだけではなく、宗教による違いもあるようです。
ロシアも右手薬指に着ける習慣がありますが、離婚や死別をすると左手に着け替えます。

足の指に着ける国
日本でも夏になると人気のトゥリング。
発祥の地である東南アジアやインドでは、結婚指輪も足の指に着ける地域があるそうです。

 

 

左薬指に婚約指輪、結婚指輪を着ける意味、そして右手と左手の違いについて、いかがでしたでしょうか。

左手の薬指が心と直結しているという考えは、とても興味深いものでした。
今の日本の私たちは、アニバーサリーリングは左手の薬指に着けなければいけないといったことはもちろんありません。でも歴史を知って意味を考えることにより、左の薬指に着ける指輪、そして婚約指輪、結婚指輪がより神聖で愛おしいものになるでしょう。

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