金属アレルギー徹底解説!安心してハワイアンジュエリーを楽しむには

痒みから両手で首を掻く女性の写真

アクセサリーを身につけると肌が赤くなったり、かゆみが出たりした経験はありませんか?

それは金属アレルギーかもしれません。

実際に、ネックレスで首元がかぶれたり、ピアスをすると耳がかゆくなったりといったお悩みをよく耳にします。
金属アレルギーは、正しい知識があれば、ある程度予防できるということをご存知でしょうか?

この記事では、金属アレルギーの基礎知識から、アレルギー対策をしながらハワイアンジュエリーを楽しむための具体的な方法まで詳しく解説していきます。アレルギーでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 金属アレルギーのメカニズム
    1. なぜ金属アレルギーは起こるの?
    2. アレルギー反応を起こしやすい金属
    3. どんな症状が出るの?
  2. どんなものに金属が含まれているの?要注意アイテム
    1. アクセサリー類
    2. 服、バッグ、財布
    3. 化粧品
    4. 調理器具、日用品
    5. 歯科治療で使われる金属
    6. 革製品
    7. タトゥー関連
    8. 金属を含む食品
  3. アレルギー検査を受けてみよう
    1. パッチテスト
    2. 血液検査
  4. 日常生活での予防ポイント
    1. 汗との付き合い方を工夫する
    2. アレルギーを起こしにくい素材を選ぶ
    3. コーティング剤を活用する
    4. 実際にアレルギー反応が出てしまったら?
  5. アレルギーリスクの少ないハワイアンジュエリー素材
    1. K18イエローゴールド
    2. K18ピンクゴールド
    3. グリーンゴールド
    4. シルバー925
    5. プラチナ(Pt950)
    6. 注意してほしい素材、アレルギー反応が出やすい素材
  6. ハワイアンジュエリーを安全に楽しむ方法
    1. 麻のブレスレットで楽しむ
    2. 耳元はピアスを避けてイヤーカフにする
    3. オーダーメイドで好きな素材を選ぶ
  7. まとめ:快適なアクセサリーライフのために

金属アレルギーのメカニズム

金属アレルギーについて正しく理解するため、まずは基本的な仕組みを見ていきましょう。

なぜ金属アレルギーは起こるの?

金属アレルギーは、主に以下の流れで起こります。

  1. 汗や唾液などの体液により金属がイオン化し、体内に溶け出す。
  2. 溶け出した金属イオンがタンパク質と結合し、体内で異物として認識される。
  3. その結果、免疫システムが反応を示し、炎症やかゆみなどのアレルギー症状として現れる。

アレルギー反応を起こしやすい金属

代表的なアレルゲン金属は以下のとおりです。

  • ニッケル:アレルギーの主要原因
  • クロム:メッキなどに使用
  • コバルト:着色や強度向上に使用
  • パラジウム:歯科金属でよく使用
  • 銅:アクセサリーの素材として一般的
  • スズ:様々な合金に含まれる
  • アマルガム:歯科治療で使用

※厚生労働省の調査によると、特にアクセサリーでは「ニッケル」と「コバルト」によるアレルギー反応が多いとされています。

どんな症状が出るの?

金属アレルギーの症状は大きく2つに分類されます。

腕が痒い男性の写真

1. 接触皮膚炎(よくある症状)

  • 金属が触れた部分の赤み
  • かゆみ
  • 湿疹
  • ヒリヒリ感

2. 全身性金属皮膚炎(重症の場合)

  • 手足の水疱
  • 膿の形成
  • 広範囲の湿疹

【金属アレルギーの症状が出やすい状況】

  • 汗をかいているとき
  • 高温多湿の環境
  • 運動中
  • 長時間の装着
  • 傷のある肌への接触

症状が1週間以上続く場合や、悪化する場合は、皮膚科を受診しましょう。

どんなものに金属が含まれているの?要注意アイテム

私たちの身の回りには、様々な場所に金属が使われています。アレルギーフリーな生活のために、どんなものに気をつければよいのか、具体的に見ていきましょう。

アクセサリー類

ネックレスを手に取って広げている写真

アクセサリーは肌に直接触れるため、金属アレルギーの原因として特に注意が必要です。

ピアス: 肌を貫通するため、特にアレルギー反応が起こりやすい
ネックレス: 首元は汗をかきやすく、長時間肌に触れる
指輪: 着け続けることが多く、手洗いなどで水分との接触も多い
ブレスレット: 手首も汗をかきやすく、長時間の接触がある

割金(わりがね)に注意!

金属アレルギーが起きる主な理由は、アクセサリーの製造時に加えられる「割金」です。割金は、強度を上げたり色味を調整したりするために混ぜる別の金属のことです。純金やプラチナなどの貴金属でも、この割金にアレルギーの原因となる金属が含まれていることがあるため注意が必要です。

服、バッグ、財布

デニムのファスナー(金属部分)の写真

衣類のジッパーやボタン、バッグのチェーン、財布の金具など、身の回りの様々なアイテムに金属は使われています。また、衣類の染料に金属が含まれていることもあります。

化粧品

ファンデーション、リップ、ブラシなど化粧品がたくさん並んでいる写真

紫外線散乱効果を持たせるために酸化鉄が含まれる化粧品なども要注意です。

調理器具、日用品

コンロに置かれた金属製の鍋2つの写真

鍋やフライパンなどの調理器具にも金属が使われています。

歯科治療で使われる金属

歯の模型を手に持っている歯科医の写真

歯の詰め物や被せもの、矯正用のブラケットには金属が使用されることがあります。セラミックやレジンなど金属フリーの素材もありますが、銀歯(アマルガム)などの金属製の詰め物が使われるケースも多いため、歯科治療の際は確認しておきましょう。

革製品

革製の財布、腕時計がテーブルに置かれている写真

革製品は留め具だけでなく、革自体に金属成分が含まれていることがあります。革を柔らかくするなめし作業で、クロムなどの金属成分が使用されるためです。革ベルトの時計や革手袋でかゆみが出た場合、実は金属アレルギーかもしれません。

タトゥー関連

腕にタトゥーを彫っている最中の写真

タトゥーやアートメイクに使用されるインク、タトゥーシールにも金属成分が含まれているケースがあります。MRI検査で危険があるだけでなく、金属アレルギーの原因にもなり得ます。

金属を含む食品

砕いた板チョコレートがボウルに入っている写真

日常的に食べる食品にも金属は含まれています。豆類、ナッツ類、玄米、オートミール、蕎麦、チョコレート、ココア、ワイン、紅茶、玉ねぎ、じゃがいも、ほうれん草、キャベツ、貝、海藻などは、ニッケル、コバルト、クロムといった金属を多く含む食品です。これらの金属は人体に必要な栄養素でもありますが、過剰摂取には注意が必要です。
また、缶詰や缶ジュースも、缶から溶け出した金属が含まれる可能性があるので、取りすぎには注意しましょう。

アレルギー検査を受けてみよう

聴診器を手に持っている白衣を着た女性の写真

金属アレルギーの疑いがあるときは、皮膚科での検査が有効です。主な検査方法は2つあります。

パッチテスト

金属試薬を含んだ絆創膏を背中に2日間貼り付け、皮膚の変化を観察します。2日目、3日目、7日目の計3回にわたって判定を行います。

メリット: 原因となる金属を特定しやすい、全身の反応を確認できる
デメリット: 複数回の通院が必要、テスト期間中は入浴や激しい運動が制限される

血液検査

血液中の白血球を使って金属に対するアレルギー反応を調べます。

メリット: 1回の通院で検査可能、パッチテストより短時間で結果がわかる
デメリット: 特定の金属に対する反応しか調べられない、注射が苦手な人には不向き

日常生活での予防ポイント

金属アレルギーを防ぐため、以下の3つのポイントを意識しましょう。

1. 汗との付き合い方を工夫する

汗に含まれる塩素イオンには金属を溶かす作用があります。特に夏場は金属アレルギーが起こりやすいため、こまめな汗拭きを心がけましょう。運動時は一時的にアクセサリーを外すことをおすすめします。

2. アレルギーを起こしにくい素材を選ぶ

サージカルステンレス、チタン、ジルコニウムは金属アレルギーが起きにくい素材です。また、金・銀・プラチナは純度が高いものほど安心して使えます。ただし、アレルギー反応には個人差があることを覚えておきましょう。

3. コーティング剤を活用する

市販のメタルコートを使えば、アクセサリーの選択肢が広がります。金属が直接肌に触れないようコーティングすることで、アレルギー反応を防ぐことができます。特にピアスなど、肌を貫通するアクセサリーには効果的です。

実際にアレルギー反応が出てしまったら?

症状が重い場合や、1週間以上続く場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。症状が軽い場合でも、原因となる金属製品の使用は中止し、清潔な状態を保つことが大切です。

アレルギーリスクの少ないハワイアンジュエリー素材

ハワイアンジュエリーに使われる素材の中でも、比較的アレルギーを起こしにくいと言われているのが、K18ゴールド、シルバー925、プラチナです。それぞれの特徴を理解し、自分に合った素材を選びましょう。

K18イエローゴールド (K18YG)

マキシのK18イエローゴールドの婚約指輪・結婚指輪

金、銀、銅を含みますが、ニッケル、クロム、コバルト、パラジウムは通常含まれません。
純度が高く、アレルギー反応が比較的起こりにくい素材です。

K18ピンクゴールド (K18PG)

マキシのK18ピンクゴールドの婚約指輪・結婚指輪

金、銀、銅を含みますが、ニッケル、クロム、コバルト、パラジウムは通常含まれません。
銅の含有量はイエローゴールドより多めです。割金の種類によってはアレルギー反応が出る可能性もゼロではありません。

グリーンゴールド (GG)

マキシのK14グリーンゴールドの結婚指輪

金に銀を配合して作られる素材です。
ニッケル、クロム、コバルト、パラジウムは通常含まれないため、比較的アレルギーを起こしにくい素材です。

シルバー925

マキシのSilver925製モンステラネックレス

純銀に銅を加えた合金で、アレルギーの心配が比較的少ないとされています。
ニッケル、クロム、コバルト、パラジウムは通常含まれません。

プラチナ(Pt950)

マキシのプラチナ製の結婚指輪

純プラチナにパラジウムなどを混ぜて強度を上げた合金で、アレルギー反応が起こりにくい素材です。
ニッケル、クロム、コバルトは通常含まれません。

※金属アレルギーの反応には個人差があるため、上記の素材が必ずしも安全とは限りません。心配な方は、販売店に詳細を確認するか、事前にアレルギー検査を受けましょう。

注意してほしい素材、アレルギー反応が出やすい素材

ホワイトゴールド (WG)

ニッケルやパラジウムを含むため、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

K14・K10ゴールド

K18と比べて割金(他の金属)の配合率が高くなるため、アレルギー反応が起きやすい可能性があります。

コーティング(メッキ)製品

使用していくうちにメッキが剥がれ、下地の金属がアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

ハワイアンジュエリーを安全に楽しむ方法

麻のブレスレットで楽しむ

金属アレルギーの方でもハワイアンジュエリーを楽しめるアイテムとして、麻製のブレスレットがおすすめです。

左:5091-728-3 Silver925/hemp/アロハチャームブレスレット/太陽
右:5091-723-3 Silver925/hemp/アロハチャームブレスレット/ホエールテール

これらのブレスレットは、チャーム部分が金属でできていますが、腕に巻きつける部分は麻でできているため、金属アレルギーの方でも比較的安心して身につけられます。
ハワイアンジュエリーのデザインを取り入れたチャームを選ぶことで、金属アレルギーを気にせず、ハワイの雰囲気を楽しむことができます。

Maxiのアロハチャームブレスレット一覧はこちら

耳元はピアスを避けてイヤーカフにする

左:5221-003-2 Silver925/2連イヤーカフ
右:5201-002-2 Silver925/CE0002/Wave ear cuff イヤーカフ

イヤーカフなら、ピアスホールを開けることなく、ハワイアンジュエリーのデザインを楽しむことができます。耳に挟んでつけるだけなので、金属が皮膚に直接触れる面積が少なく、アレルギー反応のリスクを軽減できます。

Maxiのイヤーカフ一覧はこちら

オーダーメイドで好きな素材を選ぶ

金属アレルギーの不安がある方には、オーダーメイドで素材を選ぶ方法がおすすめです。
ハワイアンジュエリーブランドのMaxi(マキシ)では、一部の指輪に限り、ブラウザ上で3Dシミュレーションできるカスタムオーダーシステム「Maxi for you CUSTOMIZE」をご用意しています。

「Maxi for you CUSTOMIZE」を使えば、デザインだけでなく、素材も自由に選んで、世界に一つだけのオリジナルハワイアンリングを作ることができます。金属アレルギーリスクの低いの素材(例:プラチナ、K18ゴールド)からお選びいただけるので、安心して身につけることができます。

Maxiの3Dシミュレーションによるカスタムオーダー画面のスクリーンショット

Maxiのカスタムオーダーシステムの特徴

  • 3Dシミュレーション: 作成途中の指輪を360度あらゆる角度から確認できます。
  • 豊富なデザイン: ハワイの伝統的なモチーフはもちろん、イニシャルや記念日などを刻印することも可能です。
  • アレルギー対応素材: プラチナ、K18など、金属アレルギーリスクの少ない素材からお選びいただけます。
  • 専任スタッフによるサポート: デザインや素材選びなど、分からないことがあれば、専任スタッフが丁寧に対応いたします。

Maxi for you CUSTOMIZEのお試しはこちら

まとめ:快適なアクセサリーライフのために

金属アレルギーは、体液によって金属がイオン化し、体内に入り込むことで起こります。アクセサリーだけでなく、身の回りの様々なものに金属は含まれているため、症状が出やすい方は注意が必要です。

金属アレルギーを防ぐためのポイント:

  • 皮膚科でアレルギー検査を受け、自分の体質を知る
  • 汗をかく季節は特に注意する
  • 低アレルギー素材や純度の高い素材を選ぶ
  • 必要に応じてコーティング剤を活用する

ハワイアンジュエリーブランド「Maxi(マキシ)」では、K18ゴールドやシルバー925など、純度の高い素材のアクセサリーを取り揃えており、オーダーメイドではプラチナでの制作も承っております。金属アレルギーを気にしてジュエリーを諦めていた方も、適切な素材選びで素敵なアクセサリーライフを楽しんでいただけたら幸いです。

Maxi(マキシ)公式オンラインショップはこちら

※金属アレルギーの症状が出た場合は、すぐにアクセサリーの使用を中止し、医師にご相談ください。

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