ハワイの祝日・記念日とは?|ハワイの文化を知るきっかけに
アロハ!キラキラの太陽と青い海、そして優しいアロハスピリット…。
たくさんの魅力にあふれるハワイですが、実は素敵な「祝日」や「記念日」があることをご存知でしたか?
日本に「海の日」や「山の日」があるように、ハワイにも英雄を讃える「キング・カメハメハ・デー」や、愛と感謝をレイで伝えあう「レイ・デー」といった、独自の祝祭の日があります。
それは単なるお休みの日ではなく、ハワイという島が大切にしてきた歴史や文化、アロハの心に触れられる特別な一日なんです。
この記事では、そんなハワイならではの祝日・記念日の由来から、旅行前に知っておきたい注意点まで、分かりやすくご紹介します。
さらに、ハワイの文化をもっと身近に感じられるハワイアンジュエリーの魅力もたっぷりお届け。
ページを読み終える頃には、あなたもきっとハワイのことがもっと好きになっているはず。
ぜひ、最後までゆっくりと楽しんでいってくださいね。
目次
- ハワイならではの記念日一覧|意味や由来をチェックしよう
- 3月26日は、民に尽くした「プリンス・クヒオ・デー」
- 5月1日は、愛と感謝を伝える記念日「レイ・デー」
- 6月11日は、パレード必見!「キング・カメハメハ・デー」
- 7月31日は、誇りの象徴「ハワイアン・フラッグ・デー」
- 8月の州制記念日(ステートフッド・デー)について
- ハワイでは、祝日をどう過ごす?|文化やイベントの紹介
- 旅行者が知っておきたい!ハワイ祝日の注意点
- ハワイアンジュエリーで、ハワイ文化をもっと身近に
ハワイならではの記念日一覧|意味や由来をチェックしよう
日付 | 祝日・記念日名 | 意味 |
---|---|---|
3月26日 | プリンス・クヒオ・デー | ハワイアンの権利と文化を守るために尽力したクヒオ王子の功績をたたえる祝日。 |
5月1日 | レイ・デー | 花の首飾り「レイ」を贈り合い、感謝や愛情を伝えるハワイの文化を称える文化的記念日。 |
6月11日 | キング・カメハメハ・デー | ハワイを統一したカメハメハ大王の偉業と精神をたたえる祝日。 |
7月31日 | フラッグ・デー | ハワイ州旗と、その背後にある歴史や誇りを再確認する文化的記念日。 |
8月 第3金曜日 | 州制記念日(ステートフッド・デー) | ハワイが1959年にアメリカの50番目の州として正式に昇格したことを記念する祝日。先住ハワイアンの間では独立喪失の日と捉えられ、抗議活動が行われることもある。 |
3月26日は、民に尽くした「プリンス・クヒオ・デー」
3月26日は、ハワイ王国最後の王子、プリンス・クヒオの功績を称える「プリンス・クヒオ・デー(Prince Kūhiō Day)」。
ハワイ州の公式な祝日として、今も大切にされています。
もともとハワイは独立した王国でしたが、19世紀末に王国が崩壊し、アメリカの支配下へ。
こうした激動の時代に、クヒオ王子は王国復興運動に参加し、その後は米国政治の場でハワイアンの権利向上に尽力しました。
中でも、先住ハワイアンが土地を失うのを防ぎ、生活再建の機会を与える「ハワイアン・ホームステッド法」の制定に尽力し、多くのハワイアンから「庶民の王子」と敬愛されました。
王家の土地を市民に寄贈したり、ハワイ文化の継承活動にも力を注ぎ、民のために生涯を捧げた王子として、今も語り継がれています。
どんなことをするの?
プリンス・クヒオ・デーには、クヒオ王子像へのレイ捧げや、ハワイアンミュージック・フラ・パレードなどのイベントが行われます。
パレードでは、伝統衣装と西欧文化が融合した独特なスタイルを見ることができ、王国時代から現代に続くハワイアンアイデンティティの誇りを感じられる日でもあります。
5月1日は、愛と感謝を伝える記念日「レイ・デー」
5月1日は、レイの文化を称える記念日「レイ・デー(Lei Day)」。
レイとは、花や葉、貝殻などをつないで作る首飾りで、感謝・歓迎・祝福の気持ちなどを表すハワイの大切な風習です。
この日は学校や地域でレイ作りやフラの披露が行われ、”思いを形にして贈る文化”を子どもたちも学び、「May Day is Lei Day(メイ・デーはレイ・デー)」という言葉で親しまれています。
なぜ5月1日なの?|レイ・デーの起源と由来
レイ・デーは、1927年に「レイ文化を祝う日があってもいいのでは」とアメリカの詩人のドン・ブランディング氏が提案し、「メイデー(5月1日)はレイデー」という語呂合わせを新聞社のコラムニストが思いついたことから、5月1日が選ばれました。
翌1928年にはホノルルで初のイベントが開かれ、今ではワイキキ東端のカピオラニ公園で「レイ・デー・セレブレーション」が毎年開催されるなど、州内各地でレイを祝うお祭りが行われています。
現地を訪れる機会があれば、ぜひその雰囲気を味わってみてくださいね。
6月11日は、パレード必見!「キング・カメハメハ・デー」
6月11日は、ハワイ王国を築いたカメハメハ大王の功績を称える「キング・カメハメハ・デー(King Kamehameha Day)」。
ハワイ州の公式な祝日として、今も広く親しまれています。
カメハメハ大王は、それまで分裂していたハワイ8島を初めて統一し、ハワイ王国を建国した英雄。
この祝日は1871年、孫のカメハメハ5世によって制定され、ハワイ文化や民族意識の誇りを伝える日として大切にされてきました。
どんなことをするの?
カメハメハ・デーの象徴的な行事は、カメハメハ大王像に捧げるレイ・セレモニー。
はしご車を使って長さ約30フィート(約9m)のレイが像に掛けられる光景は、ハワイならではの風物詩です。
また、華やかなフローラル・パレードも開催。
南国の花で彩られた山車や、王朝時代の伝統衣装をまとった騎馬隊(パウライダー)が街を練り歩き、フラの披露や音楽演奏とともに、ハワイの歴史と文化に触れられる特別な一日になります。
7月31日は、誇りの象徴「ハワイアン・フラッグ・デー」
7月31日は、ハワイ州旗を称える「フラッグ・デー(Ka Hae Hawaiʻi Day)」。
かつて19世紀のハワイでは、一時的にイギリスの占領下におかれ、国旗がイギリス国旗(ユニオンジャック/ユニオンフラッグ)に差し替えられたことがありました。しかし、このイギリスによる占領は、ひとりの海軍大佐の独断によるもので、イギリス女王はハワイを併合するつもりはなかったことが発覚し、7月31日にハワイ王国の統治と国旗が復活しました。
この歴史を記念して1990年に制定されたのが、フラッグ・デーです。
現在のハワイ州旗は、ユニオンジャック(イギリス国旗)と、ハワイ8島を表す8本のストライプで構成されています。
これは、かつてハワイ王国がイギリスと友好関係を築いていた名残なのだそうです。
現地では大きな祝祭は行われませんが、学校や地域で旗の由来や歴史を学ぶきっかけとして親しまれています。
ちなみに、アメリカ本土でも6月14日に「フラッグ・デー」が制定されています。
こちらはアメリカ合衆国国旗(星条旗)を讃える記念日なので、混同が起きないように、ハワイ州旗の記念日は、「ハワイアン・フラッグ・デー(Ka Hae Hawaiʻi Day)」と呼ぶことがあります。
8月の州制記念日(ステートフッド・デー)について
8月第3金曜日の「州制記念日(ステートフッド・デー)(Statehood Day)」は、ハワイがアメリカ50番目の州に昇格したことを記念する日です。
一方で、先住ハワイアンの間では独立喪失の日として受け止められており、抗議活動が行われることもあるため、公式な祝賀行事はほとんど行われていません。
ハワイの歴史や背景に思いを馳せるきっかけとして、静かに受け止められています。
ハワイでは、祝日をどう過ごす?|文化やイベントの紹介
ハワイの祝日は、単なる休日ではなく、文化や歴史への敬意を示す特別な日。多くの人が家族や仲間との時間を大切にします。
地域イベントやコミュニティのつながり
ハワイの祝日や記念日には、州全体で盛大なパレードや式典が行われることも多いですが、地域ごとのローカルイベントも見逃せません。
学校や自治体、ショッピングセンターなどで行われるフラのステージやハワイアン音楽のコンサートは、誰でも気軽に参加できる場になっています。
こうしたイベントは、観光客にとってもハワイ文化を身近に感じる貴重なチャンス。地元の人々との交流が自然に生まれるのも、ハワイの記念日ならではの魅力です。
家庭での過ごし方と“アロハ・スピリット”
ハワイでは、祝日や記念日に家族や親しい友人と集まって過ごす家庭も多く、バーベキューやビーチピクニックなどのカジュアルなスタイルが人気です。
中でも、レイを手作りして贈り合う習慣や、お互いの健康や幸せを願う言葉を交わす時間は、祝日の温かなムードを象徴しています。
こうした行動の根底にあるのは、「アロハ・スピリット」と呼ばれる思いやりや絆を大切にする心。祝日が、その精神を改めて感じるきっかけにもなっているのです。
旅行者が知っておきたい!ハワイ祝日の注意点
ハワイへの旅行や、ハネムーン・ハワイ挙式・ウエディングフォトなどを予定している方にとっても、祝祭日のスケジュールは意外と重要なポイント。
旅行中にハワイの祝日と重なった場合、公共施設や店舗の営業状況には注意が必要です。
大手ショッピングモールや観光スポットは通常営業していることが多いものの、銀行や郵便局などの公共機関は休業になります。
また、パレードなどで一時的な交通規制がかかる場合もあるため、祝日当日の予定は余裕をもって組むのがおすすめ。
特にウエディング関連のスケジュール(挙式・撮影・レストラン予約など)を組んでいる場合は、交通事情や営業状況を事前に確認しておくと安心です。
一方で、祝日ならではのイベントや特別な雰囲気を楽しめるのは、旅行者にとっても嬉しいポイント。
その土地ならではの文化に触れられる絶好の機会として、前向きに活用してみてはいかがでしょうか。
【参考】ハワイの祝日一覧(2025年版)
ハワイでは、全米共通の連邦祝日(Federal Holidays)と、州独自の法定祝日(Hawai‘i State Holidays)が設けられています。
旅行や挙式の計画時に、以下のスケジュールも参考にしてみてください。
日付 | 祝祭日名 |
---|---|
1月1日 | 元日(New Year’s Day)【連邦】 |
1月第3月曜(1月20日) | キング牧師記念日(Martin Luther King Jr. Day)【連邦】 |
2月第3月曜(2月17日) | 大統領の日(Presidents’ Day)【連邦】 |
3月26日 | プリンス・クヒオ・デー(Prince Kūhiō Day)【州】 |
4月イースター前の金曜※(4月18日) | グッド・フライデー(Good Friday)【州】 |
5月最終月曜(5月26日) | 戦没者追悼記念日(Memorial Day)【連邦】 |
6月11日 | キング・カメハメハ・デー(King Kamehameha Day)【州】 |
7月4日 | 独立記念日(Independence Day)【連邦】 |
8月第3金曜(8月15日) | 州制記念日(Statehood Day)【州】 |
9月第1月曜(9月1日) | 労働の日(Labor Day)【連邦】 |
10月第2月曜(10月13日) | コロンブス・デー(Columbus Day)【連邦】 |
11月11日 | 退役軍人の日(Veterans Day)【連邦】 |
11月第4木曜(11月27日) | 感謝祭(Thanksgiving Day)【連邦】 |
12月25日 | クリスマス(Christmas Day)【連邦】 |
※イースター(復活祭)は4月に春分を迎えた後、最初の満月の後の日曜日です。
そのほかの文化的な記念日(法定休業日ではありません)
日付 | 記念日名 |
---|---|
5月1日 | レイ・デー(Lei Day)【記念日】 |
7月31日 | ハワイアン・フラッグ・デー(Ka Hae Hawaiʻi Day / Flag Day)【記念日】 |
※文化的な記念日は法律上の休業日ではありませんが、街の雰囲気が華やかになり、イベントやフラの披露などが行われることも。旅先ならではの祝祭ムードを楽しむチャンスとして、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハワイアンジュエリーで、ハワイ文化をもっと身近に
ハワイの祝日や記念日を知ると、その背景にある文化や想いにも自然と親しみがわいてきますよね。
そんなハワイの魅力を日常の中でも気軽に楽しめるアイテムとして人気なのが、ハワイアンジュエリー。
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